DATE: 09/06/2017
おはようございます!
三重県志摩市英虞湾で、
アコヤ真珠の養殖をしている、
坂口るり子です。
日毎、秋の足音が聞こえる英虞湾。
今朝は久しぶりの雨模様です。
・・・と、言うことで、
作業のタイミングもあり、お盆以来のお休みー!
いつも突然なのです(笑)
しかしながら、まずは朝イチ、
浜の様子だけは確認確認^ ^
そんな今日は、ちょっと環境のお話。
アコヤ真珠の養殖には、
海のコンディションがとても重要だと言うことは、
いつもお話させて貰っていますが、
その海を守る取り組み、知る取り組みについて少し。
日々、貝の管理に追われる英虞湾では、
いたるところで、アコヤ貝の付着物を掃除する作業船が
操業しています。
この船にはみな、貝掃除機械から出たゴミを漉し取る、
こんな箱が付いています。
海を汚さない大切なこと。
機械で落としきれなかった大きな付着物も、
ひとつひとつ根気よく、ナイフで剥がしとるので、
足元には沢山の牡蠣やフジツボが・・・。
これも海には流しません。
それでもやはり、海は様々な顔を見せます。
笑顔の時ばかりではありません。
また日々、水温、酸素量、比重のチェックはかかせません。
様子のおかしい時、そのサインを見逃さない事が、
アコヤ貝の命を守ることに繋がります。
本格的な機材は、とても手が出ないので、
こんなお手製の採水器を使って、海水を採取し、
借物の顕微鏡を使って、
有害なプランクトンが発生していないか、
餌となる珪藻類は沢山あるかを調べています。
私達が海をコントロールすることは不可能ですが、
環境を守り、上手く付き合っていければ、
きっと、私達に美しい真珠のご褒美をくれるはずです^ ^
志摩市英虞湾より 坂口るり子