DATE: 05/22/2017
おはようございます!
三重県志摩市英虞湾で、
アコヤ真珠の養殖をしている
坂口るり子です。
英虞湾では、真珠の核入れ作業が
最盛期を迎えています。
ブラック企業なんて言っていられません(笑)
ご飯とシャワーと睡眠‥
それだけ確保していれば、
あとは毎日ひたすら核入れし続けるのです。
でも、それにはちゃんと理由があるんです。
英虞湾では、
核入れ作業に適した海の条件が揃う期間が、
とっても短いんです。
このタイミングを逃すと、
真珠の品質にも影響を及ぼしてしまいます。
ですから皆、少しでも良い時期を逃さまいと必死です。
水温もグングン上がり、
アコヤ貝の排卵作業も順調になってきました。
すると更に(貝たちからも)、
「早く入れてくれ?」と追い立てられてる気分(>_<)
真珠の核は、
アコヤ貝の生殖巣をメスで切り挿入します。
生殖巣の中の卵子を排卵させて、
空っぽになった生殖巣の中に核を挿入する
・・・イメージ湧きますか?!
排卵前後の生殖巣と挿核後の写真を撮ってみましたが、
伝わる腕前ではありませんね‥。
(排卵前)
(排卵後)
(挿核後)
しかしながら、
職人たちは、毎日毎日ひたすら
ひとつひとつ貝を開けて、
中の状態を判断しながら
作業を続けています。
すべては美しい真珠を生み出す為に。
志摩市英虞湾より 坂口るり子