DATE:4/26/2018
おはようございます!
三重県志摩市英虞湾で、アコヤ真珠の養殖をしている、坂口るり子です^ ^
船のエンジン音が聞こえなくなった静かな英虞湾では、いよいよ核入れ作業の始まりです!
たくさんの牡蠣やフジツボに覆われている、このアコヤ貝、ピース貝と呼ばれる、真珠を生み出す為には、無くてはならない存在です。
また、母貝が詰められたこの黒いカゴも、冬の間に付着物に覆われ、網目が塞がっています。
厳しい冬の寒さや付着物で、死んでしまったり、傷んでしまうアコヤ貝達も沢山ありますが、英虞湾へと戻ってきて手入れをした後は、核入れ作業を迎えます。
核入れの机上へやってきた母貝とピース貝、一見すると同じに見える貝ですが、それぞれがその役割に応じた特徴を持っています。
ピース貝の貝殻の中の鮮やかな色は、美しいアコヤ真珠を生み出す為の美しさ。鮮やかな色をたたえていることが大切です。
母貝の貝殻は、ピース貝とは少し違った色合い。これから長い間、体内に大きな核を抱いて育っていく為、核入れに適した肉質や、丈夫で元気な素性が大切。
ピース貝から切り取った、小さな小さな欠片と真珠核が、職人の手でしっかりと母貝の体内へと挿入されると‥
さて、今シーズンも真珠の神秘のはじまりです!