おはようございます!
三重県志摩市英虞湾で、アコヤ真珠の養殖をしている、坂口るり子です。
浜上げの冬がやってきました!各地では次々と、浜上げされた真珠の入札会が開催されています。
我が家の漁場でも、最後の化粧巻きをじっと待っていたアコヤ貝達を、12月末、無事に浜上げしました。
稀に見る過酷な自然環境の中をここまで生き抜き、真珠を育てあげてくれたアコヤ貝達に感謝しながら、一粒一粒の真珠を選別しています。
さて、今シーズンの出来栄えは?話尽くせぬ反省点や手ごたえ、毎年繰り返すこの葛藤が、職人達のプライドでしょうか。
浜上げされたそのままの姿の真珠達。
同じアコヤ貝に核入れ作業を行い、同じ漁場で育てていても、核入れ時期の違いやその時のアコヤ貝達の状態、ひとつひとつの条件の違いが、浜上げされた真珠の出来栄えにはっきりと現れています。
4つの写真の違い、、これが私に渡された通信簿です(笑)
よく言われる「はまった」時の真珠をあげた時の喜びと、猛省の結果を突きつけられた真珠を見た時の悔しさ。
吟味を重ね選別される、手の中の真珠の一粒一粒を見つめながら、既に頭の中は来シーズンへの思いも。
養殖屋のストーブリーグもそろそろ佳境。春の訪れが早そうな予感に、ちょっと待ってと英虞湾を見つめています^ ^