おはようございます!三重県志摩市英虞湾で、アコヤ真珠の養殖をしている、坂口るり子です。
各地では平常とは言えぬ日々が続いていますね。こんな小さな田舎町でも、暮らしには少なからず影響が出ています。
こんな時ですが、ありがたいことに、浜ではいつも通りに仕事が出来る幸せ^ ^
水筒提げて坂道を下って行けば、私達家族の他には、カモの姿くらいしかありません(笑)
浜風にあたりながら、施設や資材のメンテナンスが続いています。
古くなった真珠筏を解体して、使える木材は資材置き場のスノコの修繕にあてたり、朽ちた木材は、沖で冷えた身体を温める薪にしたりしています。
大切なアコヤ貝を入れていた養殖ネットは、一目一目網目を確認しながら、破れた箇所を縫っていきます。
シーズン中の、アコヤ貝との真剣なやり取りは、真珠養殖の醍醐味であり魅力ですが、冬の間、来シーズンへ思いを馳せながらする手仕事もまた、私にはなくてはならない時間です。
春になり、アコヤ貝達が暖かくなった英虞湾へ戻ってくるまでに、やることはいっぱい!作業の安全のためにも、アコヤ貝達のためにも、メンテナンスは大切です。
また、冬の間暖かい海でじっと春を待つアコヤ貝達の様子を、はるばる愛媛県の産地まで確認に行ったりもしています。
作業中に聞こえるラジオからは連日の報道、、、不謹慎かもしれませんが、とある話題に作業の手が止まりました。
「人間には、鼻毛って言う防衛機能が備わっている。マスクが入手困難な今、身だしなみのために鼻毛をカットすべきか否か迷っている」とのお便り。
それを聞いた女性アナウンサーの方が、鼻毛って切るほど伸びますか?って言ってて衝撃!
外で浜風にあたりまくり、機械の排気やほこりにも晒される養殖女子は、鼻毛のお手入れ必須ですよ?(笑)
それこそ情報に踊らされているのかもしれませんが、部屋で鏡を見ながら、せっかく備わった鼻毛フィルター機能を維持するかどうか、本気で悩む養殖女子(笑)浜は穏やかです^ ^