DATE: 10/31/2017
(一社)日本真珠振興会 真珠検定委員会です
昨日もご紹介いたしました、
SA限定「志摩養殖場見学&真珠供養祭参加ツアー」
尽きることなく続くSAの皆さまからの質問に
日ごろの秘めた想いを語って下さった職人の皆さま
その真摯な姿勢と、たゆみない努力の日々に触れ
「SAに課せられた使命はまさに、現場生産者様の声と正しい情報を届ける事!」と思いをあらたにして下さったようでした。
下記、参加されたSAから寄せられたアンケートをご紹介します
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●上田 卓也SA(兵庫県淡路市 ジュエリーウイッティ)
先日の賢島養殖場見学及び、真珠供養祭では大変お世話になりました。
台風の影響で大荒れの2日間でしたが、採苗場、養殖場の方々も台風対策で忙しい中、親切丁寧に色々教えて頂きありがとうございました。
私は昨年に引き続き2回目の参加でしたが、今回も現地で生産者のお話を聞かせて頂き、改めてあこや真珠養殖の大変さが伝わってきました。
一番気になったお話は、採苗場、養殖場の深刻な後継者不足、やはり地元の方でないと難しいそうです。
真珠養殖の大変さがもっと小売店の方々に伝われば、安売り競争もせず、真珠の価値も上がり、生産者の方も安定していくのではないかと思いました。
2日目の真珠供養祭も見学させて頂きました。
毎年あこや貝に感謝し皆様の真珠にかける思いが伝わりました。
参加者の皆さんや地元の重鎮(ボス)!? 仲間との交流も本当に楽しくありがたいご縁で、、この見学会のもうひとつの大きな収穫です♪
振興会、地元関係者様、一緒に参加されたSAの皆様、
お世話になりました、ありがとうございました♪
●秋山千穂SA(東京都)
先日は大変お世話になりました。
悪天候故、養殖場見学などは内容が薄くなってしまうのではないかと懸念もしたのですが、伺う先々で興味深いことばかりで、いつまでも居座ってお話を伺っていたいとすら思いました。
大変有意義な機会をご提供頂きまして心から感謝申し上げます。
台風により、帰路があまりにインパクトのある冒険チックな体験になってしまったため(笑)、折角の現地で伺った大事なお話の記憶が薄れないように、自分自身の見学メモを兼ねた感想文&お礼という形で作成しました。(別途 お送りさせて頂きます。)
ちょこちょこ間違いもあるかも知れませんので、お気づきのところはご指摘いただければ幸いです。
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
● 嶋直樹SA (富山・金沢 オートクチュール宝飾サロン J.C.BAR)
この度は養殖場見学、及び真珠供養祭に参加させて頂き誠にありがとうございました。先ずは、大きな台風への対策で何かとご多忙の最中、あたたかくご対応下さいました皆様に厚く御礼申し上げます。
採苗から稚貝の育成、そして核入れ。普段は書籍や関係資料でしか目にすることの出来ない現場を実際に訪れ、各行程に懸ける皆様の熱い思いをお聞き出来た事は、何より心に響き、何としても皆様の思いをお客様に届けなければという「決意」とも言える気持ちが芽生えました。
また、供養祭では現役の皆様だけでなく、長く真珠業界に携わっておられた諸先輩方も多く出席しておられる様子を拝見し、長い歴史がこの華やかな日本の真珠業界の礎となっていることを改めて実感致しました。
こうしたオフィシャルの時間と同じくらいに感銘を受けたのが真珠業界の皆様、そして各地のSAの皆さんとの懇親会です。
美味しい料理と、お酒を酌み交わしながら「真珠」というひとつの宝石を通して、とことん語り、驚き、笑い、泣き、感動し、その中から新たなアイデアや試してみたい講座の内容などが次々と湧き出てきたことはまさに想像を超える体験と言えます。
今回初めてお会い出来た方はもちろん、これまでSA検定を通して知り合った皆様との深い交流によって、真珠が文字通り私にとっての『絆』となった二日間でした。
これからもまた真珠が大切に育まれるように、このご縁を重ね、真珠業界が美しい輝きを放つことが出来るための1ピースと私自身もなっていきたいと思います。
末筆となりますが、開催に向けて細やかなご準備を重ねて下さった日本真珠振興会の皆様に重ねて御礼申し上げます。
●土屋道照SA (福井県福井市 ジュエリー土屋)
挿核を体験させていただくと、むっ むずかしい!。ちゃんと挿核するのに10分ほどかかりました。熟練の職人さんになると、一日に600個から1000個 挿核されるそうです。すごい!!!!
その後、すでに成熟して浜揚げしたアコヤ貝から、真珠を取り出す作業も見せて頂きました。実際にあけてみないと、珠出してみないと、どんなものが品質がわからない。大変な世界です。
職人さんから色々とお話も伺ったのですが良いものを創りたい!!
という熱意がひしひしと伝わってきました。しかしながら、真珠に携わる人の平均年齢が60歳という、高齢化・なかなか跡継ぎがいない・継がせられないという問題も抱えていて・・・。
日本が生み出した真珠の養殖技術。そして日本がもっとも品質の良いものを創るアコヤ真珠。「真珠に携わる人間がもっともっと協力して
真珠を日本国内・海外にアピールしていってほしい」とおっしゃっていました。参加した真珠振興会のシニア・アドバイザー全員の胸に響く
切実な願いでした。
そして 真珠というのはアコヤ貝を養殖して、作る殺生な一面もありますので、その行いに対する感謝と供養を、町全体・業界全体で行っているんですね。それももう、67回も続いてるいることにも驚きましたし、真珠に携わる人間として、毎年参列したいと考えさせられました。
関係者の皆さま、お世話になりまして有難うございました。
●菅野浩一SA (宮城県大崎市 有限会社カンノ時計店)
日本真珠振興会が主催するSA限定の真珠養殖場の見学&研修で、
通常入ることが出来ない「挿核」を行う現場にて、核入れを拝見させて頂きました。
本当に難しい作業で、「あこや貝が気づかない内に、核とピースを入れるんよ」と教えて頂きました。また同じところで育てた母貝と核を使い核入れを行なっても、作業される方で全く違う真珠が出来上がる大変技術がいる作業との事!
核入れ作業をしっかりと拝見したことで、一粒の真珠が生まれるまでにいかに多くの人の手と時間がかかっているのかを実感し、より一層真珠が大切に思えるようになりました。
また浜揚げは2月?より行うのですが、現場の様子を一般のお客様に是非とも伝え欲しいと、大変貴重な真珠をその場で開けて頂き、SAの皆さん感動です(^^)
SAに課せられた使命はまさに、現場生産者様の声と正しい情報を届ける事!
大変貴重な体験、有難うございました。
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※ご協力いただきました関係者の皆さま 心より御礼申し上げます。
伊勢志摩種苗センター 世古様
株式会社山九 山崎様
神明真珠養殖漁業組合様
(有)西甚パール 森下様
● 販売関係者・専門職向け SA検定講座
→東京 2018年3月・4月
→神戸 2018年6月・7月
●SA限定フォローアップ研修