1893年にわが国で真珠養殖が世界で初めて成功してから2023年で130年を迎えます。真珠は生物が作り出す宝石で、その輝きと美しさは人類を魅了し、世界中で愛されてきました。また、その輝きの原点である真珠層の形成メカニズムを研究するサイエンスは、世界中の研究者を魅了しています。先に、真珠養殖120周年を記念して2011年に東京大学で真珠研究国際シンポジウムを開催しました。また、2018年の125周年では、真珠が発明された地である鳥羽市でシンポジウムを開催しました。周知のように、真珠の振興に関する法律が2016年に成立し、真珠産業および真珠に係る宝飾文化の振興の効果的な推進に必要な真珠産業関係機関の全国的な協力の枠組みが構築されました。さらに、2022年には、日本真珠産業の生産から輸出まで各分野の統合的な役割を担う一般社団法人日本真珠振興会が、認定農林水産物・食品輸出促進団体に認定されました。この機会に国内の真珠研究の関係者が再び鳥羽市で一同に会し、真珠の可能性について議論することで、真珠研究はもとより、真珠産業の発展につながることを期待します。
〈開催日時・場所〉
期日:2023年11月24日(金)~25日(土)
場所:ミキモト真珠島真珠博物館ミュージアムホール
(〒517-8511三重県鳥羽市鳥羽1-7-1)
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真珠研究シンポジウム2023